奈良の友人から聞いた茶粥
茶粥って古い味のようですね、おひとりさまにやさしい料理、初めて知りました。
奈良の友人から聞いた茶粥
先日友人があつまったとき、うちのお兄ちゃん(自分の息子のことを彼女はこう呼ぶ)が茶がゆがすきなので、朝は茶粥よ。って….彼女は奈良在住の人です。
もともとは違う地方でそだったのですが、お嫁に行って茶粥を作るようになってその家庭では毎朝、それがメインなんだそうです。おひとりさまにも優しい料理ですね。
古くからの伝統の料理(?)のようですね。大和、奈良のなんとか…と聞くと、それだけで、いにしえから伝えられた料理に聞こえてきますが?
私はおかゆとは体調が優れないときの料理というイメージがあったので、ちょっとおどろいたのと、茶粥って?お茶とお米をいっしょに?と
それじゃあお茶漬けだよねと思ってしまいましたが、もう一人の友人は子供のころは茶粥をよく食べてたと、和歌山出身です。和歌山でも茶粥を食べる習慣なのだそうです。
もう一人は神戸なのに、茶粥を作っていたことがあるって。知らなかったのは私だけでした。
茶粥 レシピをいただきました。お茶のことも教えてもらいました。
茶粥に使うお茶は?奈良でとれる大和茶ーやまと茶がいいそうです
奈良にお茶がとれるというのも、ね。まあ、日本全国お茶はとれることは取れるようですがけっこう有名なのよ、だそうです。
なんてたって、茶粥を知らなかった私ですから、奈良のお茶が有名というのを知らないというのも当たり前といえば、あたりまえですが..
大和高原は、お茶の栽培に適した気候で、全国でも10本の指に入るお茶の生産地なんだそうです。日照時間が短いのもいいそうですね。
そう言えば、徳島の祖谷の出身の友人のところもお茶を栽培してたとか。
そこは日照時間が短いのですよね。
山の谷間、で(それがみんなからいじられるネタなのですが..)。
昼と夜の温度差も大きいという条件も大和高原にはあるから、粘土層でミネラルを多く含んだおいしい茶葉が育つのだそうです。
大和茶飲んでみたくなりますよね、それをきけば。
お茶は大好きです。
茶粥 レシピ・茶がゆの炊き方
綿袋に焙じたお茶いれて沸かしてお茶をだしておいて、そのお茶湯で普通にお粥をたくように炊くだけとのこと。
冷ご飯から作る時もあるそうです。ごはんでもお米でもすごく水を吸うから、大目のお茶でたくか、途中で水かお湯かお茶を足すといいんだそうです。
とにかく最初にお茶を出しておくというのがポイントのようです。
そこにごはんや洗ったお米ををいれて炊くというシンプルなもの。
お茶の袋は入れたままでも取り出してもどちらでもいいとのことですが、彼女のうちは入れたままで煮るそうです。
それを毎日いただくというのが奈良の友人宅の朝ごはんのなのだそうです。
材料
洗ったお米1合
ほうじ茶 紙パックに入ったお茶1袋(20g)
水1400cc~1600cc
塩少々
(1)ほうじ茶。
(2)ほうじ茶をお茶パックに入れ、鍋でお茶を沸かす。
(3)米は洗っておく。お茶が沸騰した後、米を入れる。なべのふたを開けたまま強火で、米が柔らかくなるまで炊く。
(4)少し粘りが出たら、好みで塩を加えて火を止める。
※お茶パックを使って鍋でお茶を沸かすとやりやすいですね。お茶パックは、米を入れたら取り出してもいいし、そのままでも?炊いている途中アクが出るのでとること。
奈良にはお茶粥のお店もあるそうですよ
茶粥のお店もあるとのこと、でも普通家庭で作るからわざわざ食べにはいかないわよ。
でも、奈良に来て、奈良駅の近くでなにか奈良名物のおいしいもの、茶粥も食べたいっていわれたら、柿の葉ずしで有名な、 平宗 奈良店がいいそうですよ。
観光名所の猿沢池の近くの風情あるお店なのでおすすめとか。
奈良を代表する名物といえば、柿の葉寿司やそして茶粥、素麺などがセットになったメニューもあるとか。奈良の名物料理って派手じゃないのだけれどなぜか優しく味わえるからいいわよ、とのことでした。
そういえば、柿の葉寿司も自然の柿の葉っぱにくるんだお寿司で素朴な感じだし、茶粥にしてもなんだか地味ですね。それにおそうめんですか…私は大好きなのですが、日常の普通のお料理という感じですね。
まとめ
ケンミンSHOWではないですが、風習というか地方によって食事の仕方がいろいろあるというのはとても興味深いですね。
初めて知った茶粥のお話でした。新しいことを知るのは新鮮、おひとりさま楽しい料理、新発見!
コメント