11月6日「あさイチ」
はじめよう!ピーナッツライフと題してピーナツSPでした
今回のテーマ「ピーナッツ」
海外では健康食材として盛んに研究が行われている注目の食材ということですがまだまだ日本ではその健康食材としてのピーナツということは知られていません。
実は、ピーナッツの薄皮に含まれる特殊なポリフェノールには強い抗酸化作用があり、病気や老化の元凶となる活性酸素を取り除いてくれる役目があるとのこと。
アメリカの最新研究によると、細胞の遺伝子にまで働きかけ、体の中から若返りも期待できるとのこと。
ピーナッツに含まれるポリフェノール「レスベラトロール」。細胞の中まで入り込み、遺伝子に働きかけて、私たちの体を守ってくれるのです!これは日本ではあまり知られていませんが、世界の研究者の間では常識とか!?
まあ、なんとピーナッツってそんなにすごい食材だったんだって知りました。
ピーナッツのお汁粉 by薬膳料理研究家・新開ミヤ子さん
そういえば中国はピーナッツ大国なのですね。
旅行で行ったときの料理にはいつもついてきてました。
ピーナッツの生産量が世界一なんです!
家でも簡単に作れるし、そのうえ1杯で1日に必要なピーナッツの量20粒が摂取できるとのこと。
体によさそうですね。
【材料|10人分】
大…大さじ
小…小さじ
薄皮付きピーナッツ…200g
水…800ml
黒砂糖…大1/2
塩…適量
水の代わりになつめ茶を使う場合
ナツメチップス…60g
水…800ml
【作り方】
(1)
厚手の鍋に薄皮付きピーナッツと水を入れて一晩水につける。
(2)
強火にかけて沸騰したら弱火にしてフタを閉めて約30分煮る。
(3)
ミキサーに煮汁ごと入れて滑らかにする。
(4)
お好みの濃度になるように水を入れてのばし、黒砂糖で甘みをつけて、最後に塩を入れる。
水の代わりになつめ茶を使う場合
ナツメを水に1時間浸水させる。
強火にかけて沸騰したらフタを閉めて弱火にして約30分煮る。
煮汁に薄皮付きピーナッツを入れて一晩水につける。
ピーナッツの効果がアップする食べ方
日本のピーナッツ研究の第一人者・慶応大学教授の井上浩義さんの、ピーナッツの食べ方のおすすめは、1日20~30粒食べると、その健康効果を期待できるということです。
[効果的な食べ方のコツ]
●午前中に食べること。
人間の体は午前中に最も酸化しやすいからなんだとか。
●ピーナッツのポリフェノール効果がバツグンにいいのは、吸収のよい朝ごはんの前にたべるといいとのこと!
●午後のおやつ代わりにすると、肥満防止などの効果も期待できるそうです。
●ピーナッツの健康効果を献立に取り入れて毎日使うには、ミキサーで粉末にすれば、お鍋のだしなどさまざまな使い方ができます。
ピーナッツのドレッシング
【材料・2人分】
薄皮付きピーナッツ…12粒
えごま油…20g
塩…適量
黒コショー…適量
【作り方】
(1)
薄皮付きピーナッツをビニール袋に入れスリコギでつぶします。
(2)
えごま油と合わせます。
(3)
塩、黒コショーをふります。
小魚のピーナッツみそあえ
【材料・2人分】
大…大さじ
小…小さじ
みそ…大1
薄皮付きピーナッツの粉末…大1
みりん…少々
煮干し…30g
砂糖…好みで
【作り方】
(1)
みそ+ピーナッツの粉末+みりんを合わせます。
(2)
(1)に煮干しを入れて、かき混ぜます。
(3)
冷蔵庫に一晩入れてなじませて完成です。
ピーナッツ鍋
【材料・4人分】
薄皮付きピーナッツの粉末…20g
かつおだし…400ml
鶏むね肉…320g
白菜…220g
にんじん…60g
小松菜…80g
豆腐…1丁
塩…適量
【作り方】
(1)
ピーナッツの粉末とかつおだしを合わせます。
(2)
野菜、肉、豆腐を入れて煮ます。
(3)
塩で味をととのえて出来上がり。
究極の生ピーナッツ 「おおまさり」がひそかな人気
最近、ひそかなブームとなっているのが生ピーナッツ。
なんと都内のスーパーでは1日100パック売れることもあんだとか。
なかでもいちばん人気なのが「おおまさり」。
千葉・八街にある日本で唯一の落花生研究室で、13年かけて生み出された品種で、ゆで専用で、甘みが強く実が大粒で柔らかいのが特徴のピーナッツ。
ことしは特に、甘くておいしいおおまさりが収穫できたということで、そのおいしさをい堪能するにはゆでて食べることが一番だそうですよ。
生ピーナツの茹で方
ピーナッツ
水
塩 水に対して1割の量加えます。
(1)
殻付きのまま40~50分ゆでます。
(2)
一度出して、殻を割る。
(3)
食べてみてゆで具合を確認して、出来上がりを確かめます。
長崎では「おおむらゆでピープロジェクト」
千葉から遠い、九州は長崎県。
長崎県の大村市で親しまれているのが「ゆでピー」!
もともと大村は古くからのピーナッツ産地で江戸時代から伝わる「にごみ」と呼ばれる、ゆでピーナッツを使った郷土料理もあるほどなのですが、最近は作り手農家が減ってきているんだそうです。
そこで町おこしのプロジェクト「おおむらゆでピープロジェクト」が始動したとのこと。
今後が楽しみですね。
にごみ(大村市のピーナッツの郷土料理)
【材料・4人分】
薄皮付きピーナッツ…100g
干ししいたけ…10枚
ごぼう…1本
レンコン…210g
さといも…4個
じゃがいも…2個
にんじん…1本
大根…1/4本
さつま揚げ…2枚
厚揚げ…1枚
こんにゃく…1枚
昆布…1/2枚
鶏もも肉…250g
(A)
かつおだし…小2
白だし…小2と1/4
みりん…大1
薄口しょうゆ…1/4カップ
砂糖…100g
【作り方】
(1)
ピーナッツはもどし汁ごと火にかけ一度ゆでこぼします。
(2)
新たに水を加え差し水をしながら1~2時間じっくり煮ます。
ゆで汁はとっておきます。
もどした干ししいたけは1センチメートル幅に切り、もどし汁はとっておきます。
(3)
ごぼうは皮をこそげ2~3ミリの厚さの輪切りにして水を浸してあくを抜いて、熱湯で下ゆでします。
(4)
レンコン、さといも、じゃがいも、にんじん、大根、さつま揚げ、厚揚げ、湯通ししたこんにゃくは、1~1.5センチメートル角にきります。
(5)
昆布は水で軽くもどしたあと、縦に3等分して長いまま3センチメートル間隔で結び目を作ります。
結び目の間を包丁で切り、結び昆布をつくりまs。
(6)
鶏もも肉は1~1.5センチメートル大に切ります。
(7)
(1)~(4)の材料と鶏もも肉すべてを鍋に入れ混ぜ合わせます。
(8)
鍋にピーナッツのゆで汁としいたけのもどし汁、(A)を入れ水をひたひたに加えます。
(9)
中火弱であくを取りながら、やわらかくなるまで煮れば完成です。
まとめ
本当に中国に行ったときは毎回毎回食事のたびにピーナッツがでてきておいしかったです。
単なる嗜好品かと思っていましたがそのすごい栄養素のことを知ると、中国の人は健康食を食べてるんだな~と。
細胞からの若返り、アンチエイジングにも!抗酸化作用がかなり高いのですね。
でもほとんど日本で見かけるのは、ローストしたピーナッツ、で皮もむかれて白い肌のものが多いですよね。
今後はスーパーなどでも、皮つきの生のピーナッツが見かけられるようになるのではと期待が膨らみますね。
楽しみです。