お悔やみの言葉とかお供え物についての話です。
ある程度年齢を重ねてくると身内にも周りにもお別れする人が多々でてきます。
若い人に、後日友人のお父様がなくなったので、うかがうのだけれど[どうお悔やみ言ったらいいのかわからない]と聞かれました。
友人のお父さん、お母さん、親戚、上司などなど。
先日は同僚の猫がなくなってお悔やみのことばをかけました…
手紙やメールなどですますこともあります。
知人がなくなって後日に報告が息子さんからメールであったので、そういう場合はメールでお悔やみの言葉を返しました。
常識、マナーなど、お悔やみの時に体験したことなどまとめてみました。
お悔やみの言葉、友人のお父さんが亡くなって後日伺う時にどうかける?
友達のお父さんがなくなったので、お葬式は済んでいるんだけど、お線香をあげに行こうとおもってる。でも、なんて言っていいかわからない。
って相談がありました。
病死とかではなかったようなのです。
ちょっと、つらい体験のようでした。
でも、その亡くなったときの話とか、お父さんの状況もきいていたそうです。
そういう友人に対してのお悔やみは?
「辛いね、大丈夫?」ぐらいしかありませんよね。
お母さまにたいしては、やはり友人ではないのでお悔やみを言わなければならないと思います。
「この度は、ご愁傷様でございます。大変お辛いでしょうが、お力落としされませんように。」
が一般的です。
お悔やみの言葉、お葬式では宗教によっても違う?
お葬式でのお悔やみの言葉
仏教:
日本では仏教でのお葬式が一般てきですよね。
お葬式でよく使われるお悔やみの言葉を覚えておくといいと思います。
◎この度はご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます。
◎この度は、ご愁傷様でございます。大変お辛いでしょうが、お力落としされませんように。
◎この度は、ご愁傷様でございます。急なことでお慰めの言葉もございません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
こちらは、よく弔電などにも使われる文言ですね。
神道:
亡くなった方の魂は、50日祭(=仏教の四十九日のようなもの)をもって、家の守り神となると信じられています。神式のお葬式では、故人の体から霊を移す「神霊祭(=神霊移し)」と呼ばれる儀式があります。
お葬式でのお悔やみの言葉も仏教とはことなります。
◎御霊(みたま)のご平安をお祈り致します。
◎御霊様(みたまさま)安らかにしずまりませと、お祈りします。
◎御霊やすらかに祈ります。
安霊を祈り舞う
お力落としのないように
お悔やみ申し上げます
などのことばも使われます。
仏教用語の、冥福、供養、成仏などは使わないようにすることは覚えておきましょう。
キリスト教:
キリスト教の考え方は、人の死は終わりではなく、地上の罪を許されて神の元に召される、祝福されるべきことということで、お葬式は神に対する感謝や、故人を懐かしむ儀式の形を取る、美しく希望に満ちたものという儀式になります。
最愛の人を亡くしたこと自体は悲しく辛いということにかわりはありませんが、お葬式でのお悔やみの言葉に似たキリスト教の慣例句があります。
◎神に召された_様の平安をお祈りします。
◎お寂しくなると思います。神様の平安がありますように。
◎_様と私が出会えたことを、神に感謝致します。安らかなお眠りを心よりお祈り申し上げます。
◎神の御許に召されました_様が、安らかな眠りにつかれますようお祈り申し上げます。
親戚はクリスチャンなのでこういった言い方もあると知りました。
お葬式もいろいろありますからね。
持っていくお供えものについての知識、熨斗(のし)などは?お花やお菓子の選び方は?
またもっていくお供え物も、お花、お供えお菓子など。
お花もお菓子もそれなりにお店の人に相談すれば準備してくれるとおもいます。
お葬式の時、祭壇に備えてもらうのは葬儀屋さんに頼みますよね。
後日もっていくときには、お花は白いお花を中心に、とその辺はお花屋さんも心得ていますよね。
もちろん親しい人だと、故人の好きだった花をもっていくというのもありです。
後日にもっていく、また法事などにももっていく、お菓子の場合、何気に買っていくのではなく、やはり避けた方がいいお菓子もあります。
お供え物にお菓子を選ぶときのポイントってあるの?
ご仏壇へのお供え物としてお菓子を選ぶときのお供えするのに最適なお菓子はどう選ぶ。
そもそもお供え物とは、故人を偲んでご仏壇にお供えするものですよね、個人的には故人の好きな物をお供えするのがいいと思いますが、友人のお父様ともなるとそのお父様の好きだったものはわかりません。
常識の範囲でえらんでいくのが無難ですね。
でもその常識って?
特に「五供」というこばをしっておくといいのでご紹介します。
お供え物の五供とは?
宗派によって多少の差はありますが、仏教では、「香」「花」「灯明」「水」「飲食」が基本のお供え物といわれ「五供(ごくう)(ごく)」と呼ばれているのですが、つまり食べるものだけでなく、、線香とかろうそくなどの灯りもお供えもの一つにはいるんですね。
「飲食」の品として仏壇にお供えするのに用意する、お菓子について紹介します。
私自身は家に仏壇がないのですが、帰省の際とか、親戚に伺う時などもお供え用のお菓子を持参します。
お供えの菓子を購入する際に注意すること
五供の考え方でいけば、食べ物を食べられる状態でお供えするということです。
おうちに伺ったりするとき、そのお供えは一般的にはお菓子という方が多いのではないでしょうか。
お菓子を選ぶときの注意点がいくつかあります。
1.お菓子の種類
お菓子をお供えする場合に気をつけたいのは品質。
極端に賞味期限の短い物、特にお盆やお彼岸の場合、わりと長い間ご仏壇にお供えしてあることが多いですよね。
供え物を下げた時に賞味期限が切れていたりすると、ご家族の方はちょっと…と考えてしまうかもしれません。
要冷蔵のお菓子等、ご家族が管理に手間がかかってしまうようなものはご仏壇にお菓子をお供えをする際には選ばないほうが無難です。
2・もっていくときの袋など
お供え用のお菓子を買って購入先の紙袋で持っていく方ほとんどですよね。慶弔時用の紙袋を用意していれる店舗もありますので、失礼にはあたらないと思います。
すこし、丁寧に用意するなら、風呂敷に包んで持っていくのもおすすめです。
どちらにしても、紙袋、風呂敷、ご仏壇にお供えした後は小さくたたんで持ち帰るのがマナーです。
熨斗(のし)の注意
お供え物をする際に気をつけなければいけないのが「のし」ですが、それはお菓子に限ったことではありませんね。
故人が亡くなって、49日(しじゅうくにち)以前かまたは、それ以降で使う「のし」は異なるので気をつけなければいけません。
お菓子をお供えはご仏壇の中段にお供えするのが一般的ですが、コンパクトなご仏壇の場合に難しい場合もありますね。
ご仏壇の近くに小さなテーブルのような物が用意されていることもあります、その場、そのうちの状況で対処するのがいいですね。
お供えする場合、「のし」の向き:
ご仏壇へ向けて置くのではなく、あげる側に向けて置くのが一般的なようです(地域の風習や宗教によって若干の違いがあるようです)。
<49日以前>
故人が亡くなって49日が経っていない場合:
黒白の結びきりが印刷されている物を使用します。
上段には「後供」もしくは「粗供養」と書き、下段に送り主の名前を書きます。
<49日以降>
故人が亡くなって49日が経っている場合:
黒白または双銀の結びきりが印刷されている物を使用します。
上段には「後供」または「粗供養」と書き、下段に送り主の名前を書きます。
お供え物のお菓子の購入は?
お供え物のお菓子はどこで?
近所の和菓子店や洋菓子店、スーパーやショッピングセンター、デパートなどの食品売り場あたりで購入できます。
最近ではオンラインサイトでも購入することができるので、こだわりのお菓子を自宅にいながら探すことができるのでとても便利になりました。
お供え物におすすめのお菓子
和菓子
洋菓子
煎餅(せんべい)
ゼリー類
など
お供え物って、「お下がり」として家族や親戚で分けるのが割と一般的ですよね。
そいうことは、個別に包装されているお菓子ならわけやすくて、いただいたほうも重宝しますよね。
お供えする方への気持ちを第一に、お菓子を選んでみてください。
お悔やみの言葉、体験の中で別れに思うこと
身近な人との別れはつらいものです。
友人の子供さんが亡くなったときのお悔やみの言葉
友人の息子さんがなくなったときは、もう何も言葉がありませんでした。少し後になってお宅に伺って、ただお互い抱き合って泣きました。
お悔やみの言葉、友人のお母さまがなくなったときは
また別の友人のお母さまが93歳で亡くなったときは、家族葬だからと電報も香典もいらないということで、オンライン(ネット)のお花屋さんでお花を選んで送ってもらいました。
そのお花がお母さまが大好きだったお花だったととてもよろこんでもらいました。
そのあと、いただいたお礼のお手紙が筆でしたためてあり、なんとも言えず素敵な手紙でした。電話やメールで済ますこの時代、手書きのお手紙をいただくことがこんなにも心に響くのかとおもいました。
そこには、「母はあなたのことが大好きでした」とありました。
数回しかお会いしたことはなかったのですが、私のことが良く話題にでていたそうです。伺ったとき撮った写真がとても素敵でプリントして額にいれて送ったので覚えていてくださったのかもしれません。
親戚のおじさんが亡くなったときの弔辞が素晴らしかった話、お悔やみの電話など
また、親戚のおじさんも93歳でなくなりましたが、そのお葬式はとても和やかなものでした。
弔辞が、息子さんがされたのですが、お父さんの経歴、戦争に行ったこととか、仕事への献身そして家族を守って育ててくれたことへの子供さんたちの感謝のことばにとても感動しました。
ほとんど元気で、1カ月ほど調子が悪くて、食べられなくなって入院してすぐ、眠るように逝きましたとのことでした。
おばさんはお葬式には来られてなかったので,
お悔やみの言葉を電話で「寂しくなりましたね、おじさんにはよくしていただいて私も寂しいです。」とお声をかけました…「大丈夫よ私は元気、でも寂しくなるわ」とハキハキとした言葉が返ってきたときはちょっとこっちがホッとしました。
お悔やみのことば、兄が亡くなったとき受けた思い
私の兄も若くしてなくなりました。母がなくなって2か月後でした。
母は90をすぎていましたが、兄はまだ60代でした。
大勢の方が、お葬式の前に尋ねてきてくださいました。
そして兄との思い出を話してくださいました。
知らなかった兄の人へのやさしさを知りました。
癒された言葉
兄がなくなって、なんで!と悲しくなって辛い思いの時「人は病気や、事故で死ぬのではない、寿命で逝くのです」という文章をどこかで読み(聞き?)ました。
偶然目(耳?)に入ったそれは、いまではどこで読んだのか、聞いたのかも忘れてしまいましたが、とても心がやすまりました。
人はいつかは逝ってしまう。
誰も忘れているけれど、必ずその日はくるのです。
避けることはできません。
でもつらいのです。
かけられる言葉に、慰められたり、いただいたお手紙に心がすこし楽になったりするのですね。
故人を思い、ご遺族を思う言葉がすこしでもつらさをやわらげられたらいいですね。
まとめ
お悔やみの言葉をお父様がなくなった友人のうちにいくのに、どう声をかけていいかわからない。
何をもっていっていいのかわからないという相談を受けたので、自分の体験や一般的な常識の話をしました。
お役にたてたら幸いです。
日本にはいろいろ仏事に関する習慣、マナーがありますね参考記事
ご先祖様供養に関しての記事も参考に↓
お彼岸とご先祖様