ひな祭りは高齢者の方にも楽しい行事です
母が介護施設に入っていたとき尋ねていくと季節、季節で食事がアレンジされていました。
ちょうど行ったとき、おひな様でちらし寿司のお昼ご飯で一緒にいただいたこともあります。
施設では、いろいろイベントも企画されていて、入所者のおじいちゃん、おばあちゃんはうれしそうでした。
節分の2月は豆まき、3月はおひな様の歌のみんなで一緒で歌う。
介護施設によって違うとは思いますが、母がお世話になっていた施設のスタッフさんたちはいろいろ企画してくださっていました。
お正月(うちはつれて帰えっていましたが、帰れない人のための料理、イベント)
節分 まめまき
ひな祭り 折り紙雛人形つくり
5月 節句
5月 その地方のお祭りでおみこしがきてましたね
7月 七夕
8月 お地蔵さん
9月 敬老の日
10月 運動会もどき
など、など、
その間に家族会というのがあって、家族と一緒にお食事なんてのもありましたね。
本当に介護士さんたちにはよくしていただいていました。
『ひな祭り』お雛様、は大切な思い出
もちろんひな祭りは女の子のためのお祭り、節句なのですが、子供の女の子ものだけじゃないのかなあと思います。
高齢者でも、おひとりさま、一人ぐらしでも、日本の伝統のこういった節句のお祭りは人々の心に残っていて、シーズンになると思い出とともに、懐かしくなるんだとおもいます。
そして、やっぱり一番懐かしいのはお料理ではないでしょうか?
ひな祭りごちそう
おばあちゃんやおじいちゃんのために作ってあげたいひな祭り料理
高齢者の加齢に伴い、運動量の低下とともに、咀嚼、代謝の衰えもでています。
食べやすさや飲み込みやすさを考えて、身体に負担をかけなくて、はなやかで、おいしいものをと考慮して施設では作っていただいていました。
丹後のバラ寿司でひな祭り
もういませんが私が母のためにつくるなら、母が作ってくれたお寿司です
京都の北部の郷土料理です。
材料
米 5カップ
◎寿司の上にのせる具
さば缶詰(味付)…大1缶(370g)
砂糖…60g
濃口しょうゆ…小さじ1
干ししいたけ…5~6枚(20g)
A
水(戻し汁でも可)…100ml
砂糖…大さじ1
濃口しょうゆ…大さじ1
かまぼこ(赤板)…2分の1枚(70g)
酢…小さじ2分の1
グリンピース(ゆで)…30g
卵(錦糸卵用)…M2個(100g)
油…小さじ2
B
砂糖…小さじ3分の1
塩…小さじ5分の1
紅しょうが…50g
◎寿司に混ぜる具
ごぼう…100g
C
だし汁…200ml
砂糖…大さじ2分の1
濃口しょうゆ…大さじ1
にんじん…100g
D
だし汁…200ml
作り方
(1)米は洗って水に30分浸けておき、昆布を入れてたきます。
(2)ご飯が炊けたらむらして、合わせ酢を混ぜあわせます。
この時うちわであおぐのは子供の役目。寿司めしの艶がよくなると母はいつも言っていました。
(3)さば缶詰は汁気を切ってよくほぐし、しょうゆ、砂糖を入れて炒り、おぼろにします。
これも子供の仕事で、なんだかとても時間がかかって、いつできるんだろうと鍋をかきまわしていたのを思い出します。
干ししいたけはぬるま湯でもどし、細かく切り、Aで煮ます。
かまぼこはいちょう切りや斜めの交差に細かく切り、酢に浸しておきます。
卵はBを入れよく溶き、油をひいたフライパンで薄焼き卵を作り、細く切って錦糸卵にします。
紅しょうがは細かく切る。
(4)ごぼうはささがきにして水にさらしCで煮ます。にんじんは細かく切り、Dで煮ます。
寿司飯に(4)を混ぜ、その上に、おぼろをふりかけ、錦糸卵をのせ、しいたけ・紅しょうが・かまぼこ・グリンピースを飾り付ける。
寿司飯に混ぜる具は季節の野菜をつかいますたとえば、丹後でとれる、板わかめ、たけのこ、かんぴょうなどです。
母のお寿司にはいつもかんぴょうが入っていました。
母の手作りの紅ショウガが味にパンチがきいてとても美味しかったです。
散らしずしなのですが、箱形で押してつくることもあります。
また、真ん中におぼろを敷いて2層に作るときもありました。
まとめ
本当に介護の現場は大変だなあと訪ねるたびにおもいました。
今、姪が介護士として働いています。
現場の大変さをきいて本当にある意味、過酷な仕事だなあと感じています。
介護士がどんどん減ってきているというニュースもあります。
これから我々の行く道ですが、どうなるのでしょう?
先のことは先にかんがえるとして、、、、
ひな祭りには、丹後のさばおぼろのお寿司を作ってめいっこたちとふるさとを母をしのぼうかとも思っています。
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