滋養料理ってご存知でしょうか?
料理は体をつくる、健康をつくるって言われています。体に良いだけを考えて作っていると、つまらなくりますよね。そこに美味しい、楽しいをいれていくといいですね。
滋養というのは、体に養分(栄養分)を行き渡らせることを意味します。強壮とは精力を含め、体を強く、元気にするということ。滋養強壮は、先天の気である体質の弱い部分を栄養分で補って、体質を改善して強い体をつくることをいいます。
滋養料理っておばあちゃんは知っていた?
おばあちゃの知恵というものがありますね。おばあちゃんやお母さんからもたった知恵…
病気になると、母がりんごをすってくれたり、子供なのに玉子酒を作ってくれました。あれは滋養料理なのでしょうかね?
滋養の慈とは慈愛の慈でもありますね。無償の愛というか、慈しみ育てられるときに受ける愛の栄養で人は育つということなんでしょうか?
冬は老化が進む季節だそうです、滋養食で体に元気を与えましょう♪
立冬(11月7日~11月21日頃)の時期の体調管理について
この時期は首に注意すること。首回りには脳に繋がる流れや手首足首は漢方でいう経路の流れの中でも最も大切な十二正経の部位にあたるということです。全身をめぐる六臓六腑の経脈、気血の流れがすべてが通るので非常に重要だそうです。
この時期摂るべき食は;
①レンコン
ぜんそくの改善に効果があります。痰を切り炎症を抑えるのに優れている野菜です。寒性なので、冷え症の方にはおすすめできませんが。
現代人は夜更かしや氷、冷たいものの摂り過ぎによって陰虚、つまり芯は冷えているのに外に火照りがあって皮膚炎などになる、人が多く、この陰虚をとるのに向いています。老化防止効果もあり、血液の浄化や解毒や利尿、腫物改善ができるので食したほうがいいということですね。
②ぶどう
みずみずしく肌の潤いを保ち、補血作用があります。慢性胃炎や下痢、貧血にもよく、安胎食材でもあるので、妊婦に積極にたべるといいそうです。平性とは東洋医学で温熱性、寒涼性のどちらにも当てはまらないことをいいますが、暑がり、寒がりどの体質の人が常食しても健康になる果物です。
③山芋(長芋)
山芋は日本では山のうなぎと言われるぐらい滋養食なのですが、中国では山の薬とよばれています。縄文時代以前から食べられていたということです。
山芋の種類は、じねんじょ、長いも、いちょういも、つくねいも、とろいもなど様々ありますが、スーパーでよく見かけるものは普通、長いもと大和いもが多いですね。よく摩り下ろしてご飯に掛けたりお蕎麦にかけたりで使われるので、とろろいもとも言われていますね。
山芋の栄養について;酵素が豊富な食材です。ビタミンB1,ビタミンC、カルシウム、カリウムなどが豊富にふくまれていて、ムチンというネバネバ成分が体内に入ることで、タンパク質の吸収をよくします。このムチンが疲労回復に大きな効果があるんですね。
この栄養素は熱には弱いので加熱せず、生のまま摩り下ろすなどをして食べることが大切です。熱いだし汁を掛けるのもだめで、人肌程度にぬるくしてからかけるように気をつけると栄養素がそこなわれません。
秋の大敵乾燥予防に効果のある、からだが求める滋養のある食べ物
暑い夏が終わって、涼しくなってきたころ。秋には体にどんな変化が起きるのでしょう。
秋は空気がすんでいますよね、だんだんと空気が乾燥してくる季節です。
秋は気管支との関係が深いのだそうです。肺の働きが弱まりやすい。親戚の若い男の子が肺炎で入院しました。大変です。気をつけなくちゃ。
肌や髪の乾燥も、おひとりさま、大人の女には大敵です。体に潤いを与える食材をとり、体を乾燥させる辛いものは控えるという料理を考えてみることがたいせつですね。
食材としては、レンコン、長芋、牛乳、豆乳、白ごま、はちみつなどがおすすめです。
滋養野菜、長芋;簡単長芋料理
長芋と豆腐の炒め物
長芋を1cmぐらいの輪切りにします。
木綿豆腐を食べやすい大きさのサイコロ状に切ります。フライパンに、ごま油をしいて、長芋と豆腐を炒めます。ちょっと焦げ目がついたところで、はちみつ、醤油で味付け。出来上がりです。白ごまをふりかけます。
これで乾燥を防ぐのにいいものたっぷりで、美味しい料理の出来上がりです。
長芋を炒めて豆乳と白ごまで
長芋を短冊に切ります、ごま油で炒めます。塩で味付けします。
豆乳をそそいで、ちょっとクリーミーな感じに仕上げます。
白ごまをふりかけます。できあがり♪
簡単、早い、美味しい、体にいいなんて作らない手はないですね。
ゴマ油がちょっと中華ふう♪
滋養野菜;簡単レンコン料理
レンコンとありあわせチーズ+豆乳
レンコンをきれいに洗って、皮ごとつかいます。うすく輪切りにします。それをオリーブオイルで焦げ目がつくまで、いためます。そこにとろけるチーズをいれてみましょう。塩で味付け、豆乳を少し加えて、できあがり。
チーズはとろけるチーズとか、私はチーズがすきなので、結構買い置きしてあるので、あるときはあるチーズをすりおろしたりして、混ぜてつかいます。簡単ですが、あっさりしたレンコンとチーズと豆乳の濃厚なソースがからんでとても美味しいです。滋養になりそうですね。
レンコン+ベーコンのご飯
レンコン厚ささ2,3ミリぐらいに適当にきります。ベーコンを適当にきります。大丈夫なようなら、にんにくをつかいましょう(みじん切りにしておきます。)
冷凍の黒米いりごはん(普通のごはんでもOK)をレンジで温めておきます。にんにくをオリーブオイルでいためます、ベーコンを加えていため、そこにレンコンをいれます。レンコンにシャキシャキ感が残るぐらいで、温めたご飯をいれて、全体をさっと混ぜます。塩で味付けしてできあがり。
すごく元気が出てきそうな感じがしませんか?お試しください。
まとめ
秋は乾燥に注意、冬は老化と関係した季節です、免疫がおちてくるということでしょうか。老化防止にはまずゆっくりと休み、疲れを溜めこまないことが一番のようです。
また積極的に滋養強壮の食材を摂るのが秘訣ですね。太陽の動きに合わせ、朝はゆっくり起きて、夜は早寝ること、つまり早寝遅起きリズムで滋養のあるものたべて生活するのがポイントですね。
冷え対策を始め、体温を高めて、乾燥からも体をまもり、本格的な冬を迎える準備をしましょう。そして冬の寒さに負けないで元気ですごす滋養食事をしましょう。
おひとりさま、大人の女は体が資本です。疲れたなと思った時、食べ物で元気がでるように、自分の体と相談しながら、身近にある滋養食を♪
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